【AutoCAD 初心者】独学 008:図形を作成しよう!!

2022年4月30日

【AutoCAD 初心者】独学 008:図形を作成しよう!!

AutoCAD での作業では、図形を作成するのがメインになると思います。

図形の種類はいろいろあります。

ここでは特によく使用される図形の作成方法を見てみましょう。

 

線分を作成する

AutoCAD では、線のことを線分と言っています。

では、線分を描いてみましょう。

まずは、スタート タブの右にある をクリックして、新規図面を開きます。

+ をクリック

グリッドは邪魔なので、非表示にしておきましょう。

ステータス バーのグリッドのボタンをクリックすると、非表示にできます。

グリッドのボタンをクリック
グリッドが表示されている状態

           ↓

グリッドが非表示になった

線分 をクリックします。

線分 をクリック

「1 点目を指定」に対して、適当な場所をクリックします。

1 点目を指定

「2 点目を指定 または」に対して、適当な場所をクリックします。

「次の点を指定 または」に対して、適当な場所をクリックします。

すると、また「次の点を指定 または」と表示されます。

このように、クリックしていくことによって、何本も線分を描けます。

コマンドを終了したいときは、右クリックします。

表示されたメニューにある Enter をクリックします。

初心者

右クリックEnter をクリック の代わりに、単にEnterキーを押しても終了できます。

Enterキーを押すほうが、1 つの操作でいいので、簡単かもしれません。

これで、2 本の線分が描けました。

線分が描けた

 

図形を削除する

図形を削除するには、削除したい図形を選択してDeleteキーを押します。

1 つの線分をクリックします。

1 つの線分を選択

初心者

選択された図形は、破線になって青い四角がいくつか表示されます。

この青い四角をグリッドと言っています。

グリッドを使用していろいろな操作を行えますが、ここでは触れません。

Deleteキーを押します。

これで、1 つの線分を削除できました。

1 つの線分を削除できた

同じように、もう 1 本の線分も削除します。

 

ポリラインを作成する

今度は、ポリラインという図形を描いてみましょう。

ボリライン をクリックします。

ボリライン をクリック

「始点を指定」に対して、適当な場所をクリックします。

始点をクリック

「次の点を指定 または」に対して、適当な場所をクリックします。

次の点をクリック

「次の点を指定 または」に対して、適当な場所をクリックします。

次の点をクリック

すると、また「次の点を指定 または」と表示されます。

このように、何度も点を指定できます。

コマンドを終わるために、Enterキーを押します。

これで、ポリラインが描けました。

ポリラインが描けた

ポリラインって線分を何が違うの?

描いたポリラインをクリックしてみてください。

すると、以下のように図形が破線になって、グリップが表示されます。

ポリラインを選択

線分のときと違いますよね。

ポリラインは、このように頂点を指定していくと、ひとかたまりの図形になります。

 

ポリライン コマンドのオプションを実行する

ボリライン をクリックします。

ボリライン をクリック

すると、コマンド ウィンドウは以下のようになります。

コマンド ウィンドウ

適当な場所をクリックすると、コマンド ウィンドウは以下のようになります。

オプションが表示された

「円弧(A)」「2分の1幅(H)」など、背景がついた文字がありますね。

これらのことをオプションと言っています。

さっきは、単に線が 2 つつながったポリラインを作成しました。

でも、このオプションを使用すると、それとは違ったことができます。

オプションを実行するには、クリックします。

ここでは、 をクリックしてみましょう。

幅をクリック

すると、「始点での幅を指定」と幅を聞かれるので 50 と入力します。

始点での幅を入力

次に、「終点での幅を指定」と聞かれます。

既定値として 50.0000 が入っているので、そのままEnterキーを押します。

そして、適当な場所をクリックします。

すると、幅が 50 のポリラインが描けました。

続けて、円弧 をクリックします。

円弧をクリック

適当な場所をクリックします。

適当な場所をクリック

これで、ポリラインの一部を円弧にできました。

続いて、線分 をクリックします。

線分 をクリック

適当な場所をクリックします。

線分のポリラインを作成

これで、ポリラインの一部を線分にできました。

続いて、閉じる をクリックします。

閉じる をクリック

これで、ポリラインが閉じられました。

これで、コマンドも完了しました。

ポリラインをクリックしてみてください。

ポリラインなので、ひとつの塊になっていますね。

ひとつの塊になっている

このように、コマンドにはオプションというものがあって、様々な操作を行えます。

 

円を作成する

今度は、円を作成してみましょう。

リボンの の下に ▼ がありますね。

円の下に▼がある

このようなボタンは、ボタンの半分から下をクリックすると、ドロップ ダウンが表示されます。

ドロップ ダウンが表示される

ドロップ ダウンに表示されているものをクリックして、オプションを実行できます。

たとえば、2 点 をクリックしてみてください。

2 点をクリック

すると、コマンド ウィンドウに以下のように表示されます。

円を描くための CIRCLE コマンドが実行されて、_2p というオプション(2 点)が自動的に実行されています。

そのため、適当な 2 点をクリックして円を作成できます。

2 点をクリックして円を作成

すると、円の半分より上にあるアイコンが、2 点オプションのアイコンに変わっています。

このように、前回使用したオプションのアイコンに変わります。

それをクリックすると、前回と同じオプションで円が描けるということです。

 

まとめ

今回は、図形の基本的な描き方について説明しました。

  • リボンのボタンをクリック
  • 描きたい場所をクリック
  • オプションを指定
  • 描きたい場所をクリック
  • コマンドを終了

といったような流れですね。

オプションは、コマンド ウィンドウに表示されたものをクリックして実行できます。

リボンのボタンの下に ▼ があるものは、リボンでもオプションを指定できます。

今回作成した線分、ポリライン、円 以外にも、多くの図形があります。

いろいろ試しながら描いてみてくださいね。

-独学(初心者)
-