【AutoCAD 初心者】独学 029:オブジェクトを分解してみよう!!

【AutoCAD 初心者】独学 029:オブジェクトを分解してみよう!!

分解コマンドって、何ができるんですか?

AutoCAD には、分解[EXPLODE]というコマンドがあって、オブジェクトを分解できます。

分解されたオブジェクトは、異なるオブジェクトになります。

では、実際にどのような動作になるのか見てみましょう

 

ポリラインを分解する

ポリラインを分解すると、線分になります。

では、その動作を見てみましょう。

まずは、長方形コマンドで長方形を作成します。

長方形コマンド
長方形

長方形コマンドで作成されるオブジェクトは、ポリラインです。

なので、選択すると以下のようになります。

長方形を選択

長方形が選択されて、各頂点の間にあるグリップは、細長い長方形の形をしています。

分解コマンドを実行します。

分解コマンド

長方形を選択します。

長方形を選択

右クリックして、選択を確定します。

メモ

分解したいオブジェクトを選択して、X と入力しても分解できます。

長方形の一辺を選択します。

一辺を選択

すると、選択した一辺だけが選択されます。

また、頂点の間にあるグリップは、正方形の形をしています。

プロパティ パレットを確認すると、線分だということがわかります。

プロパティパレット

初心者

プロパティ パレットが表示されていないときは、Ctrl+1を押して表示できます。

 

その他の分解できるオブジェクト

ポリラインと同じように、分解コマンドで分解できるオブジェクトが色々あります。

寸法を分解すると、線分、ソリッド、マルチテキストになります。

分解されて線分になったオブジェクト
分解されてソリッドになったオブジェクト
分解されてマルチテキストになったオブジェクト

 

マルチテキストを分解すると、文字になります。

マルチテキストを分解

 

ブロックを分解すると、ブロックを作成したときの元のオブジェクトになります。

ブロックの分解については、以下の記事を参照してください。

【AutoCAD】ブロックを解除!!状況によって方法はいろいろ

 

ハッチングを分解すると、線分になります。

ハッチングを分解

 

配列複写を分解すると、配列複写を行うときに選択したオブジェクトになります。

配列複写を分解

 

また、オブジェクトには分解できないものもあります。

分解できないオブジェクトを分解しようとすると、「* 個は分解できません。」というメッセージが表示されます。

分解できないときのメッセージ

 

まとめ

オブジェクトには、分解できるものとできないものがあります。

分解できるオブジェクトは、分解して他のオブジェクトにすることができます。

よく分解を使用するのは、ポリラインやブロックではないかと思います。

今回紹介したオブジェクト以外にも、分解できるものがあります。

興味があったら、いろんなオブジェクトを分解してみてくださいね。

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