【AutoCAD 初心者】独学 023:オブジェクトを尺度変更してみよう!!

【AutoCAD 初心者】独学 023:オブジェクトを尺度変更してみよう!!

オブジェクトの大きさを変更する方法のひとつに、尺度変更というものがあります。

基点を決めて、オブジェクトを何倍の大きさに変更するか指定します。

1 倍より大きくすれば、オブジェクトを大きくできます。

1 倍より小さくすれば、オブジェクトを小さくできます。

尺度変更を行うコマンドが SCALE なので、スケールを変更する と言うこともあります。

では、その方法を見ていきましょう。

 

尺度変更[SCALE]コマンドを使用する

尺度変更[SCALE]コマンドを使用して、オブジェクトの尺度を変更できます。

まずは、尺度変更を行う適当な図形を作成しておきましょう。

例として、円をひとつと長方形を 3 つ適当に作成します。

適当なオブジェクト

尺度変更コマンドを実行します。

尺度変更

初心者

SC と入力しても、尺度変更コマンドを実行できます。

3 つの長方形を選択して、右クリックで確定します。

基点として、円の中心をクリックします。

基点

尺度として 2 を入力してEnterを押します。

尺度を指定

これで、3 つの長方形の大きさを 2 倍にできました。

尺度変更後

メモ

コピー をクリックすると、もとのオブジェクトを残したまま、尺度変更したオブジェクトを追加できます。

参照 の使い方は、以下記事を参考にしてください。

【AutoCAD】計算なしで尺度変更を行う方法

 

グリッドを使用して尺度変更

グリッドを使用しても、尺度変更できます。

3 つの長方形を選択します。

長方形を選択

適当なグリッドをクリックします。

グリッドをクリック

スペース3 回押して、*** 尺度変更モード *** にします。

そして、基点 をクリックします。

基点として、円の中心をクリックします。

基点

尺度として 0.7 を入力してEnterを押します。

Escを押して、選択を解除します。

これで、3 つの長方形を、0.7 倍の大きさに小さくできました。

尺度変更後

 

まとめ

オブジェクトの大きさを変更する方法として、尺度変更[SCALE]コマンドがあります。

基点を指定して、選択したオブジェクトの大きさを何倍にするのか指定できました。

また、グリップの機能を使用しても、尺度変更を行えます。

でも、尺度変更コマンドのほうが、グリップよりも使いやすいように思います。

操作は簡単なので、すぐに覚えられたんではないでしょうか。

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