【AutoCAD 初心者】ポリラインについて

2021年9月16日

【AutoCAD 初心者】ポリラインについて

ポリラインについて

PLINE コマンド

こんにちは、メモだよ!!管理人です。

今回は、初心者の方に向けて、ポリラインのお話をしたいと思います。

ポリラインというのは、このボタンで描く図形のことです。

ポリラインのボタン

このボタンをクリックすると、「始点を指定」とか「次の点を指定」とかでてきて、点をどんどんクリックしていくろ線が描けて行くんですが、「線分と何が違うの🤔」とか思っちゃうかもしれません。

ポリラインには、線分にないいろいろな機能があるので、それを紹介したいと思います。

 

単純な線 1 本以外は、ポリラインで描くのがおすすめ

ポリラインでは、線分と同じように線が描けるのですが、単純な線 1 本以外はポリラインで描くのがおすすめです。

それは、ポリラインには以下に示すような線分にはない、いろいろな機能があるからです。

ひとつに繋がっている

線分でもポリラインでも、同じような線でできた図形を作成できます。
ただ、線分で作成すると、図形を選択したときに 1 本ずつしか選択されません。

線分をクリックしたとき

ポリラインは、ひとかたまりになっているので、ひとつの線をクリックしただけで、全部が選択されます。
これなら、あとから変更をおこなうときなどに選択するときに楽ですよね。

ポリラインをクリックしたとき

線だけでなく、円弧も含めることができる

ポリラインの[円弧]オプションを使用すれば、円弧も含めることができます。

円弧オプション
ポリラインの円弧

幅を設定して太くもできる

幅オプション
幅のあるポリライン

面積や周長も確認できる

ポリラインを選択して、プロパティ パレットを見れば、面積や周長を確認することもできます。

ポリラインの面積と周長を確認

 

まとめ

いろいろな機能があって便利そうですよね。😄

いろんな機能があって、どう使ったらいいかわからないとか思うかもしれませんね。

機能を無理に使う必要はありません。
こんな機能があったなっていうのを、ぼんやり覚えておけば、いつか必要になったときに思い出して使ってみればいいだけよ。😉

 

おまけ

ポリラインは、作図するときにいろいろな機能があるだけではありません。
編集するときも、いろいろな機能があります。

ポリラインを選択すると、青い四角が表示されます。

ポリラインのグリップ

これは、グリップというもので、これを使って図形を編集することができます。

グリップをクリックしてカーソルを動かせば形状を変更できますが、それ以外に多機能グリップという機能があります。
これは、グリップをクリックするのではなくて、グリップの上にカーソルを持っていくとメニューが表示されて、そのメニューから実行したいものを選択して編集できるというものです。

ポリラインの中点の多機能グリップ

図形をストレッチ(伸ばす)したり、頂点を追加したり、円弧に変換することができます。

ポリラインの編集

また、ポリラインの頂点のグリップ上にカーソルを移動すると、頂点を除去することもできます。

ポリラインの頂点を除去

 

ポリラインと線分は相互に変換可能

ポリラインと線分は、相互に変換することができます。

ポリラインを線分(や円弧)にしたいときは、分解(EXPLODE)コマンドを使います。

分解(EXPLODE)コマンド

つながった線分(や円弧)をポリラインにしたいときは、結合(JOIN)コマンドを使います。

結合(JOIN)コマンド

-作図
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