【AutoCAD 初心者】独学 005:DXF ファイルに保存したり開いたりする

2022年4月27日

【AutoCAD 初心者】独学 005:DXF ファイルに保存したり開いたりする

AutoCAD 作成した図面は、.dwg という拡張子のファイルで保存されます。

他の CAD やアプリと図面データをやり取りするときに、相手が .dwg ファイルを扱えないと困りますよね。

そんなときのためにあるのが、DXF ファイルです。

Data eXchange Format の略で、拡張子が .dxf というファイルです。

DXF ファイルのフォーマットは、公開されています。

なので、オートデスク社以外の CAD や アプリ でも、そのフォーマットを読み書きする機能を作成できます。

その結果、中間ファイルとして他の CAD や アプリ とデータをやり取りできるということです。

 

DXF ファイルへの書き出し

さっそく、DXF ファイルに書き出してみましょう。

何も図形がないファイルを書き出してもしょうがないので、ひとつ円を描いてみましょう。

まずは、AutoCAD を起動します。

スタート タブの右にある + をクリックして、新規図面を開きます。

+ をクリック

キーボードからCと入力します。

「円の中心点を指定 または」と表示されるので、作図ウィンドウ内の適当な点をクリックします。

適当な点をクリック

「円の半径を指定 または」と表示されるので、作図ウィンドウ内の適当な点をクリックします。

適当な点をクリック

これで、円が描けました。

円が描けた

では、この図面を DXF ファイルに書き出してみましょう。

名前を付けて保存 をクリックします。

名前を付けて保存 をクリック

ファイルの種類 の右のところをクリックすると、リストが表示されます。

その中から、 AutoCAD 2018 DXF (*.dxf) をクリックします。

AutoCAD 2018 DXF (*.dxf) をクリック

適当なファイル名(例:TEST01)を入力して、保存 をクリックします。

保存 をクリック

これで、TEST01.dxf というファイルに書き出せました。

メモ

今回は、AutoCAD 2018 DXF (*.dxf) に書き出しました。

他に AutoCAD 2013/LT2013 DXF (*.dxf) などもあります。

図面ファイル(.dwg)と同じように、DXF も AutoCAD のバージョンによって DXF ファイルの種類(形式)があります。

相手の CAD や アプリ が、古いバージョンのファイルの種類しか対応していないことがあります。

そのんなときは、相手が読み込めるものを選択してくださいね。

 

DXF ファイルの読み込み

今度は、DXF ファイルを読み込む方法を見ていましょう。

図面タブの x をクリックして、今開いている TEST01.dxf を閉じます。

x をクリック

いいえ をクリックします。

いいえ をクリック

メモ

AutoCAD では、.dwg ファイルを開いて図面を編集します。

TEXT01.dxf という .dxf ファイルになっているので、「.dwg ファイルに保存しますか?」と聞いているメッセージです。

今回は、.dwg ファイルには保存しないので、いいえ を選択します。

開く をクリックします。

開く をクリック

ファイルの種類 の右のところをクリックすると、リストが表示されます。

その中から、 DXF (*.dxf) をクリックします。

さっき書き出した TEST01 を選択して、開く をクリックします。

開く をクリック

これで、TEST01.dxf ファイルを読み込めました。

TEST01.dxf ファイルを読み込めた

 

キーボード入力での DXF ファイルへの書き出し/読み込み

書き出しや読み込みを行うとき、ファイルの種類を選択しなきゃいけないんですね…

AutoCAD 2018 DXF (*.dxf) をクリック

でも、それってちょっとめんどう。

もっと簡単な方法はないの?

キーボード入力でもコマンドを実行できます。

すると、もとから AutoCAD 2018 DXF (*.dxf) が選択された状態になります。

キーボードからDXFOUTと入力してみてください。

もとから AutoCAD 2018 DXF (*.dxf) になっている

ファイルの種類が、もとから AutoCAD 2018 DXF (*.dxf) になってますよね。

読み込むときは、DXFINと入力してみてください。

ファイルの種類が、もとから DXF (*.dxf) になっていますね。

ホントだ!!

これで、ちょっと操作が簡単になりましたね。

 

DXF ファイルを DWG ファイルに保存

AutoCAD で作業を行うときは、.dwg ファイルを使用します。

なので、.dxf ファイルを読み込んだあとは、.dwg ファイルに変換しておきましょう。

名前を付けて保存 をクリックします。

名前を付けて保存 をクリック

メモ

キーボードからCtrl+Sを押してもいいです。

このとき、ファイル名は DXF ファイルと同じ TEST01 で、拡張子が自動的に .dwg になっています。

なので、そのまま 保存 をクリックします。

保存 をクリック

これで、TEST01.dwg というファイル名で保存できました。

今後 AutoCAD で作業を行うときは、このファイルを使用します。

 

まとめ

AutoCAD で図面を作成すると、それを関連会社などとデータのやり取りすることがあります。

相手のアプリが .dwg ファイルを使用できないときに .dxf が役立つことがあります。

相手のアプリが .dxf に対応していれば、それでやり取りができるということです。

AutoCAD を使用していると、DXF ファイルに書き出したり、読み込んだりする必要があることがでてくるかもしれません。

そんなときは、今回の操作を思い出してくださいね。

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